アメリカ合衆国の中で、ほぼ絶滅に追いやられた生きものが2種類あるといわれています。
それはオオカミとインディアンと呼ばれたネイティブ・アメリカン。
しかし、この2つからは現代における子育てへの学びがあります。
オオカミに学ぶ子育て
アメリカ合衆国の中で、ほぼ絶滅に追いやられた生きものが2種類あるといわれています。
それはオオカミとインディアンと呼ばれたネイティブ・アメリカン。
しかし、この2つからは現代における子育てへの学びがあります。
年上の者を敬い、若者を教え導き、群れに協力せよ
遊べるときは遊び、必要なときは狩り、そうでないよきは休息せよ
愛情を分かちあい、感情を声に出し、おのれの在り方を示せ
・忍耐力
・コミュニケーション
・個性
・チームワーク
狼は血縁関係にある約4~8頭の“群れ”で協力しあいながら生きる。彼らは、厳しい自然の中で生き抜くために狩りに長けている。50㎏程度の小さな体で、約1tのバッファローに狙いを定め、諦めずにとことん追い詰める忍耐力。目で巧みに合図を交し合いながら、情報を仲間に伝えあうコミュニケーション能力。走りの得意なものが獲物を追い詰め、待ち伏せした者とで挟み撃ちし、繰り返し噛みつくなど、一匹一匹の個性を生かし、チームワークで狩りをする。
昔、「インディアン」が、オオカミから狩りを学んだのと同じように、現代社会において、オオカミの「生きる智恵」や“仲間と共に生きるたくましさ”から、家族や人間関係のあり方、教育方法などを学ぼうという試みが進んでいる。同時に地球環境の観点から、“自然と共に生きる”ネイティブ・アメリカンの暮らし方も、子ども達の未来のために注目されている。
(参考:マザーアース・エデュケーションのウルフキャンプ資料、DHC刊 狼たちの知恵、ノートのメモ書きより)
都会に住んでいると自然への感覚が鈍くなってしまう。「大地と切り離された生活をしているのだから、そうなってしまったからといって不思議がることはひとつもない」とネイティブ・アメリカンはいう。離れている時間が長くなれば、自然の変化を「いやな予感」「不吉な前兆」としか感じとれなくなってしまう。
分からない相手を目の前にすると不安になる。
感覚が鈍くなってしまったことが怖れを招くからだ。
そんな状態が進めばやがては麻痺して、恐怖すらも感じなくなってしまう。感じる力が弱まれば、生き抜く力さえ弱ってしまう。
(引用:株式会社 ワールドフォトプレス インディアンという生き方)
ゲシュタルトセラピーは、生き抜くのに必要な感じる力を培います。
インディアンたちは、自然界から生き方を学んだ人たちだ。ゲシュタルトセラピーは、人間を自然の一部と考える。怖れも、怒りも、喜びも悲しみも自然なこと。内側にある生きようとする力の現れだ。否定せずに、避けずにいることで、真実に触れることができる。
セラピールームちるどれんは、インディアンが学んだオオカミの子育てとゲシュタルトセラピーを土台に、不登校、ひきこもりの子どもを持つ家族の支援を行っている。
ネイティブ・アメリカンたちは子どもを大切に育てる。ひとりひとりが未来へつながっているから。
『私たちが、今ここにいられるのは七世代前の先祖が子孫のことを考え、水を、土地を、空気を、森を、山を、緑を、動物を、魚を、守ってきてくれたから・・・。』
子どもたちのなかに正しい種を蒔いてやること、未来への橋を正しくかけることが部族の命を伝えることになる。
彼らは信じる。自分たちが生きているのは、今だけではないと。彼らは今という時を先祖が教えてくれたことを 大切にして生きているのだ。
(引用:株式会社 ワールドフォトプレス インディアンという生き方)